1ピースロッドの2ピース化 (4) ~ 印籠芯(フェルール)の接着 ~
印籠芯に補強ブランクを接着しましたら、
次は印籠芯をバット側のブランクに接着
します。
1.ブランクの切断
2.印籠芯(フェルール)の作成
3.印籠芯(フェルール)の補強
4.印籠芯(フェルール)の接着
5.印籠芯(フェルール)の長さに悩む
6.スレッド補強と印籠芯の面取り
7.印籠芯に詰め物をして作業完了
しかし、普通に印籠芯に接着剤を塗って
接着すると、ちょっと問題があるわけですね。
ちょっと極端な図となっております。(^^)
ブランクはグリップ側に向かって、
徐々に太くなっています。
一方、印籠芯ブランクはグリップ側を
削って入るようにしてますので、太さは
ほぼ一定となります。
印籠芯は中に入れば、入るほど、
すきまができてしまうわけですね。
つまり…
どうすれば、すきまを埋められるか?
これが問題となるわけです。
解決するには、あらかじめバット側の
ブランク内に十分な接着剤を入れる
必要があります。
考えた結果…
割り箸を少し削りまして、ブランク内に
接着剤を入れることにしました。
※接着剤はエポキシです。
1.ブランク内に接着剤を入れる。
2.印籠芯に接着剤を塗り、回転させながら
ゆっくりブランクに入れる。
3.一度、印籠芯を取り出す。
4.再度、印籠芯に接着剤を塗り、
回転させながらブランク内に入れる。
こんな、手順で行いました。
無事、接着となりました。
接着がうまくいかないと、キャスト時など
負荷がかかったときに接続部分から
接触音が聞こえるそうです。
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