釣れる動きを考える6 (ラインの存在感)

_iyo

2019年04月27日 21:41

「釣れる動きを考える」 6回目のテーマは
「ラインの存在感」です。

釣れる動きを考える1 (ただ巻き)
釣れる動きを考える2 (フォーリング)
釣れる動きを考える3 (ポーズ)
釣れる動きを考える4 (急激な変化)
釣れる動きを考える5 (パニックアクション)
釣れる動きを考える6 (ラインの存在感)
釣れる動きを考える7 (応用編)
釣れる動きを考える8 (まとめ)

1~5回は、ルアーの動き、魚を誘う動きに注目した
ものですが、6回目のテーマは「動き」そのものではなく、
ライン(釣り糸)に焦点をあてて書きます。

ラインというと、よくこんな話題が上がりますね。

「魚にラインは見えているか?」


みなさんはどう思いますか?

まあ、見えている時もあれば、見えない時もある
というのが、正しいと思いますが、基本的には

「見えている」

というのが私の考えです。

そして、見えている、見えていないかが重要ではなく、

「ラインの存在に違和感を感じているか?」

というのが、重要な部分と考えています。

つまり、ラインの存在に違和感を感じていれば、
魚は喰わないし、違和感を感じていなければ、
喰ってくる(喰わせやすい)ということです。

では、どんな時にラインの存在に違和感を持ち、
どんな時に違和感を感じにくいのでしょうか?



1.ラインの太さ

ラインがより細ければ、ラインの存在感を感じにくく、
喰わせやすいです。これはイメージしやすいですね。
しかし、細くし過ぎるとラインブレイクの危険性が
高まります。できれば、この方法はとりたくない
ですね。

2.ラインのたるみ
ラインが張った状態だと、違和感を感じやすく、
ラインがたるんだ状態だと、違和感を感じにくい。
「ポーズの時は、ラインとたるませろ」なんて
言いますね。ラインが張った状態だと、水を切って
しまい、ラインの存在を際立たせてしまうのだと
私は思ってます。ラインをたるませることにより、
水になじみ、ラインが出す波動をおさえる働きが
あるのではないでしょうか。

3.ルアーとの比率
大きいルアーほど、ラインの存在感を消し、
小さいルアーほど、ラインの存在感が出てしまう。
これは、ラインの結ばれているルアーがより
大きければ、そのルアーが出す波動、存在感が
大きくなり、相対的にラインの存在感を低下させて
くれるというものです。逆に、ルアーが小さい場合は
それにつながっている、ラインがルアーの一部と
認識されてしまい、違和感を感じやすいように
思います。

人もそうだったりしませんか?
よく買う物(少額のもの)だったら、10円20円が
気になるのに、車のオプション(総額が高額)の
場合は1~2万円ぐらいならよいか?
となってしまうとか…(^^)

4.「モノ」に沿わせる
何もない水中にあるラインには違和感を感じやすく、
モノ、つまりは、ストラクチャーやボトムにラインを
沿わせていると、ラインに違和感を感じにくくなります。
これは、ルアーとの比率と良く似た現象だと思います。
モノがあることで、ラインの存在感を相対的に低くく
できるのだと思います。

細かい話をするともう少しあるかと思いますが、
この4つが基本的なことだと思います。

釣りをする上で大事なのは、ラインの存在感を
減らせるタイミングでは、必ずその動作を取り
入れるということになります。

ラインをたるませられるタイミングでは必ずたる
ませる。ラインを沿わせることができるのであれば、
しっかりと沿わせる。できると、できないとでは、
釣果が大きく変わってくるでしょう。

釣れる動きを考える3 (ポーズ)で出てきた、
「ポーズが最強のアクション」というのがあり
ました。ボトムでポーズをする場合、
たるませることも、沿わせることもできますね。
最強たる理由はちゃんとあると思います。

というわけで、今回はラインの存在感についてでした。


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