凪の陸線

何事も失敗から学ぶべき、よく言ったものですね。

前日に続きこの日も釣りへ。この日は少し早めのスタート。
１６時過ぎに南湖小規模河口に到着。ウェーディングを準備して
さっそく釣り開始。前日の釣果があったポイントを軽くチェック。
反応がないので、ポイントを少しづつ移動。

この日は東よりの風が強く、釣りづらい状況。そんな中、比較的
釣りしやすいエリアに入る。湖風は冷たくて、容赦なく体温を奪い、
水温も低下、濁りもあって、これは厳しいなあという感じ。
ファットイカで広く探って、明るい時間帯はライトにいったほうが
良いかなあ～ということで、スリムセンコー（NS）にして葦際を
探っていると…"ツン"…

喰っていることを確認して大きくアワセを入れるグングン♪と
大きな首のふり。ロッドも大きく絞り込まれ良型確定。よしよし、
これはあるなとドラグを少し緩めてゆっくり寄せてきます。
目の前まで寄せてきて、何度かドラグを鳴らして走られますが、
そろそろ良いか？と今季から導入したランディングネットを
ホルダー（マグネット脱着式）から切り離し左手に持った瞬間、
再び魚が走る。そして、ここで大いに焦る。

左手にはネット、右手にはロッド。どうやってリール巻く？
後から考えたらいろいろと良い選択肢があるのですが、その時
私がとった行動は…

ネットをウェーダーかライフジャケットにはさもうとして、魚から目を
離した瞬間、魚がこっちに向かってきました。気づいたときには
もう足元。やばいと思って、ネットを離し、リールを巻いたのですが、
一瞬抜けてしまったラインテンション。そして、水面で首を振られた
瞬間にスポッ…もうこれは完全にミスです。

ネットには落下防止のロープ（伸縮式）がついてあり、別に離しても
問題なかったわけです。でも、私は一瞬迷ってしまった。そして、
離すのではなく、グリップが濡れるないようにと…。
ネットの導入はウェーディングでは２回目、そして、今回初めて背中
に装着。色々と経験が足りませんでしたね。
ネット自体はすごく使いやすく、背中につけても脱着は簡単だし、
軽量で使いがっても良いし…ネットは全く悪くありませんが。。

いやあ～まるまる太った良い魚だったんですけどね、５５ｃｍは
なかったですけど。まあでも、フックオフなんで仕方ないですね。
ラインブレイクだったらほめられたものではないですけど。



というわけで大きなチャンスを逃してしまった結果、３０ｃｍクラスを
１尾だけ釣って１９時半頃に納竿となりました。今回は、良い経験を
させてもらいました。逃してはならない、さらなる大型がかかった時に、
この経験を活かせるようにしたいですね。